恋をしているときってドキドキワクワクがいっぱいでとても楽しい!…はずだったのに、最近なんだかうまくいかない。順調だと思っていたパートナと些細なことで口喧嘩をしてしまったり、私が言った言葉が嫌味にとられてしまったり…どうしてこうなっちゃうの!?
そんなお悩みを抱えているそこのあなた!“アイメッセージ”というものをご存じですか?ちょっとしたコツを抑えて会話に取り入れるだけで、みるみるうちにコミュニケーションがスムーズに進み、いつの間にか相手があなたを手放さない、立派な愛され彼女になっていることでしょう。
そんな魔法のような“アイメッセージ”とは、一体どんなものなのでしょう。早速紹介していきます!
アイメッセージとは?
アイメッセージとは、自分の感情や考えを「私(I/アイ)」を主語にして伝えるコミュニケーションの方法のことをいいます。
例えば…
・待ち合わせに毎回遅れてくる恋人に対して
「あなたっていつも遅いよね」
これをアイメッセージに変換すると…
「(私は)あなたが遅れると心配になっちゃうよ」
・連絡をくれない恋人に対して
「どうして連絡してくれないの?」
これをアイメッセージに変換すると…
「(私は)連絡がなかったから寂しかった」
このように、「私は~」から始まる文章のことをアイメッセージといいます。
アイメッセージの特徴は次の3つです。
【特徴】
①主語が「私」である
②感情の表現をしている
③行動や状況の説明をしている
先ほどの例を用いると、
と、3つの特徴がきちんと含まれていることが分かります
このように、アイメッセージを用いると、相手に対して攻撃的な印象を与えずに、自分の感情や気持ちをストレートに伝えることができます。
アイメッセージを取り入れることの効果
コミュニケーションにアイメッセージを取り入れることで3つの効果が得られます。
自分の感情を上手に伝える技が習得できる!
アイメッセージを使うことで、自分の感情をより正確に伝える方法を学ぶことができます。これにより、相手から誤解されることが少なくなります。
パートナーとの信頼関係が強まる!
自分の気持ちを率直に伝えることで、パートナーとの信頼関係が強まります。これが、より深い絆を築く基盤となります。
ポジティブなコミュニケーションが習慣化する!
アイメッセージを習慣化することで、長期的にポジティブなコミュニケーションをとることができるようになります。これにより、相手との関係を安定させ、幸福感を得ることができます。
アイメッセージとユーメッセージ
“アイ(I)メッセージ”があれば、もちろん“ユー(You)メッセージ”というものもあります。アイメッセージとユーメッセージでは、コミュニケーションの方法が違います。この2つの違いを簡単に説明すると以下のようになります。
《アイメッセージ》
自己表現:自分の気持ちや考えを主語にして伝える
例:「私はあなたが遅れると心配になる」「私はこれが好き」
特徴:相手に対して攻撃的にならず、感情を素直に伝えられるので、誤解や対立が減る
《ユーメッセージ》
相手への指摘:相手の行動や態度を主語にして伝える
例:「あなたはいつも遅れる」「あなたはいつもそうだ」
特徴:相手が責められていると感じやすいため、防御的になり対立を引き起こす可能性がある
2つを見比べてみてもわかるように、アイメッセージを使うことで、話し合いをする際により穏やかで建設的なものになりやすいという特徴があります。これが、パートナーから愛され、仲良くいられるためのカギとなるのです。
実践!~アイメッセージを使ってみよう~
それでは、ここからアイメッセージを活用した具体的な実践例をご紹介します!
日常の中での具体的なアイメッセージの使い方
場面:仕事でパートナーが遅く帰ってくるとき
ユーメッセージ:「(あなたは)なんでいつもこんなに遅くかえってくるの」
アイメッセージ:「あなたが仕事で遅く帰ってくると、私はとても寂しい気持ちになるの」
ワンポイントアドバイス!
相手を責めるのではなく、自分の気持ちを素直に伝えてみましょう!相手があなたの気持ちを理解しやすくなりますよ。
ケンカやトラブル時の対応法
場面:ケンカになってパートナーから無視されたとき
ユーメッセージ:「(あなたは)そうやっていつも無視する!」
アイメッセージ:「話しかけたときに無視されると、私はとても悲しい気持ちになるの」
ワンポイントアドバイス!
相手の行動だけでなく、その時の自分の気持ちを一緒に伝えてみましょう!相手が防御的にならずに話を聞きやすくなります。
感謝や愛情を伝える場面での工夫
場面:パートナーが家事を手伝ってくれたとき
ユーメッセージ:「ありがとう!手伝ってくれてよかった」
アイメッセージ:「ありがとう!手伝ってくれたおかげでとっても助かったし、うれしい気持ちでいっぱいだよ」
ワンポイントアドバイス!
感謝の気持ちを伝えるときも、ポジティブな自分の気持ちを一緒に伝えてみましょう!相手が自分の行動でどれだけ喜んでもらえたかを実感することができますよ
実践する際は、③のようなポジティブな場面から試してみるのがおすすめです。“うれしい”や“楽しい”といったポジティブな気持ちは自分自身でも分かりやすいため、比較的言葉にしやすいです。初めは少し照れくさいと思いますが、思い切って「ありがとう!うれしい」と言ってみましょう!
一方で②の場面では、気持ちを言葉にする前に“怒り”の感情をコントロールし、自分の気持ちに気づいて整理する必要があります。これには少し練習が必要です。「自分が相手に伝えたいことは何か?」ということを自分自身に問いかけながら、アイメッセージとして言葉にしてみてくださいね。
怒っちゃいけないと分かっているのに、ついつい怒ってしまう…。いつも怒ってばかりでパートナーとの関係がうまくいかない…。こんな自分を変えたいけどやり方が分からない!そんなお悩みを抱えているあなたには、コチラの記事もおすすめです。
(*準備中 感情を制する者が愛を制す!怒りをコントロールする秘訣)
私の成功談~実際にアイメッセージを使ってみた!~
ここでは筆者自身が過去に実践したアイメッセージの成功談をご紹介します!ぜひアイメッセージの効果を感じていただければと思います。
現在の夫と遠距離恋愛中だった頃の話です。片道3時間以上かけて会いに行っても、彼は大学やバイトで大忙し。二人で過ごす時間といえば、寝るときだけでした。ですが、彼の方はいたって平気そう…。「私だって忙しい中わざわざ会いに行っているのに!」そんな不満がふつふつと沸き上がりますが、ケンカはしたくない。そこでアイメッセージを使って自分の気持ちを伝えることにしました。
「せっかく会いに来たのに、ずっと一人ぼっちでいるから寂しい」
「私だけが寂しい気持ちでいるみたいで悲しい」
すると、彼は寂しい思いをさせていたことを謝罪してくれ、自分も同じように一緒に過ごせなくて寂しく思っていることを話してくれました。彼も同じように寂しさを感じていることで少し安心した気持ちになったことを覚えています。
その後、彼の行動は大きく変わりました。大学が終わってバイトに行くまでの少しの時間でも家に帰ってきて一緒に過ごしてくれたり、何もない時は一緒に料理をしたり買い物に行ったりするなど二人の時間を作ってくれたり、積極的にデートで行きたい場所を提案してくれたり…。今まで以上に二人で過ごす時間を大切にしようとしてくれていることが伝わりました。
そこで私は「二人の時間を作ってくれてうれしい!」といったように、アイメッセージで感謝を伝え、さらに良い関係となって無事遠距離恋愛を乗り越えることができました。
アイメッセージという手法を知らなければ今の関係は築けなかったかもしれないと思うと、アイメッセージに出会えた奇跡に感謝の気持ちでいっぱいになります。私は自分の体験をもって、アイメッセージの効果を実感しました。試すのはタダです!ぜひ皆さんも試してみてくださいね♪
アイメッセージを習慣化する方法~日常に取り入れるためのステップとコツ~
それでは、実際に日常生活でアイメッセージを取り入れるためのステップとコツを紹介します。
1. 小さなことから始める
初めてアイメッセージを使うときは、日常のさりげない場面から取り入れてみるのがおすすめです。例えば、彼が何か手伝ってくれた時に「(私は)手伝ってくれてうれしい!」といった簡単な表現から始めてみましょう。
2. 感情を正直に伝える
「うれしい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」などなど、自分の感情を正直に伝えてみましょう。感情を隠さず、自分がどう感じているかを素直に表現することで、相手により深く理解してもらえますよ。
3. リラックスした環境で実践
緊張しているときや喧嘩の最中にいきなり始めるのはややハードルが高めです。まずはリラックスした環境で練習してみましょう。日常の会話の中で少しずつ使っていくと、自然と習慣化できるようになりますよ。
4. 失敗を恐れずに試す
最初から完璧に使えなくても大丈夫!失敗してもよいので、積極的に試してみましょう。何度も試しながら少しずつ上手になっていくことが大切です。
5. 相手にも理解してもらう
パートナーにもアイメッセージの効果を説明し、協力してもらうこともおすすめです。一緒に練習することで、二人の関係がさらに深まりますよ。
初めてアイメッセージを伝えるときは少し勇気がいるかもしれません。ですが、思い切ってその1歩を踏み出してみてください!しどろもどろになってもOK!うまく伝わらなくてもOK!まずは試してみることが何よりも大切です。
よくある誤解と対処法
アイメッセージをいざ使ってみよう!と思って使ってみたのに、思うように効果が得られなかったらがっかりしてしまいますよね。
ここでは、アイメッセージの使い方で間違えやすいポイントと正しい使い方について説明します。
アイメッセージの誤用例と正しい使い方
誤用例1: 相手を責める
「私はあなたがいつも遅れてきて、全然気にしていないんじゃないかと思う」
一見すると「私は」で始まっているので、アイメッセージのように思われやすいですが、後半の部分をよく見てみると「あなたは遅れてくるのに全然気にしてない」というユーメッセージになっていることが分かります。
このセリフを言っているときのあなたの“気持ち”はどうなっているでしょう。相手が遅れてくることが“悲しい”でしょうか?それとも“心配”でしょうか?
この感情に注目してアイメッセージに言い換えてみましょう!
「私は、あなたが遅れてきても気にしてないように感じて悲しい気持ちになる」
誤用例2: 自分の感情を隠す
「(私は)あなたがそのやり方でいいならそれでいいと思うけど、本当にそれでいい?」
これもアイメッセージのように見えますが、回りくどすぎて何を言いたいかが分かりにくくなっていますね。相手のやり方に納得いっていないことは伝わってきますが、このセリフでは、あなたが伝えたいことがきちんと伝わるとは言えないでしょう。
あなたが伝えたい“気持ち”は何でしょう。相手のやり方で進めることが“不安”でしょうか?“焦り”がある場合もあると思います。
それでは、感情に注目してアイメッセージに言い換えてみましょう!
「私はあなたのやり方について少し不安を感じているの」
このように、アイメッセージをいざ使ってみると、「これってちゃんとアイメッセージになっているのかな?」と分からなくなる場面がたくさんあります。
そんなときは、アイメッセージの特徴3つ
①主語が「私」になっているか
②感情の表現をしているか
③行動や状況の説明をしているか
を思い出してみてくださいね!
誤解を避けるためのアドバイス
それでは、先ほどの間違えやすいポイントを押さえながら、アイメッセージを使って自分が伝えたいことを正確に伝えるためのポイントを5つ紹介します。
1. 感情を素直に伝える
自分の感情を隠さず、正直に伝えることが大切です。「私の気持ちが分からない?」などのように遠回しに言うと相手に誤解を与えやすくなります。
2. 具体的に伝える
「それってどうなの?」などの曖昧な表現ではなく、具体的な事例を挙げて自分の感情を説明することで、相手に正しく伝わりやすくなります。
3. 相手の立場を尊重する
自分の意見を主張するだけでなく、相手の立場や気持ちを尊重する姿勢を忘れないことが大切です。そうすることで、相手と対立せずにきちんと話し合いができるようになります。
4. 日常的に使う
アイメッセージは日常的に使うことで、自然と習慣化されます。一度に完璧にできなくても、少しずつ練習し続けることが重要です。
5. ポジティブ言葉を伝えることを心がける
感謝や愛情を伝える際もアイメッセージを使うことで、関係がよりポジティブなものになります。「好き」や「楽しい」、「うれしい」などのポジティブな言葉を日常的に伝えることは、パートナーから今まで以上に愛されるカギとなります。
まとめ~アイメッセージで愛され彼女になろう!~
いかがでしたか?
最後にもう一度おさらいです。アイメッセージの重要ポイントは
①主語が「私」になっているか
②感情の表現をしているか
③行動や状況の説明をしているか
この3つです。
アイメッセージを使うことで、自分の感情を素直に、そして相手を尊重しながら伝えることができます。この方法は、相手との関係をより深め、信頼を築くための強力なパワーを持っています。
ぜひあなたも、日常の中で少しずつアイメッセージを取り入れてみてください。自分の感情を率直に伝えることで、パートナーとの関係がぐっと近くなるはずです。そして、愛され彼女への第一歩を踏み出しましょう!
今すぐ試してみて、あなたの恋愛をより幸せなものにしてくださいね!
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